参道を彩る アジサイ http://yamaguchi.seikatsusha.net
活動報告バックナンバー
2008 年 7 月 2 日
参道を彩る アジサイ
議会も終了しホットして明日の予定を見ると、夕刻の会議まで空白になっている。本当は議会報告に時間をあてなければいけないけれど、ひとまず棚上げにして、今年も無理かと諦めかけていた紫陽花を訪ねようかなと、一晩思案。

翌朝は梅雨の晴れ間。時刻表を調べたら9時には鎌倉に到着できる。天の助けとばかり自宅を飛び出した。この時期、平日とはいえ混雑が予想される。メジャーな明月院や長谷寺なんぞは避けて、一番のお気に入り成就院へ一目散。(最近はマスコミも取り上げているので訪ねる人も多くなっている)

10数年前、友人と鎌倉駅に降り立ったところ、「今日一日使える江ノ電のフリー切符があるけれど、私たちはもう帰宅するのでお使いください」と年配のご夫妻にいただいた。それならば、江ノ電に乗ろうと駅におもむくと「極楽寺駅 成就院の紫陽花が見ごろ」のPR。導かれるままに極楽寺駅で下車。

駅前の崖にも何株かアジサイが咲き乱れていた。まずは極楽寺の境内を散策し、お目当ての成就院へ。参道の石段脇にアジサイが見られ、本堂の縁側には、いろいろな種類の紫陽花が一輪ずつ活けられていた。狭い境内を一回りして山門をくぐり、長谷方面の石段に足を向け驚嘆。眼下には弧を描いて由比ガ浜の海岸が広がり、石段の両側には、来たときに上った石段脇の何倍ものアジサイが連なっている。その数262株、般若心経に書かれている文字数と同じということは後で知った。ガクが丸みを帯びた「おたふくアジサイ」を初めて見たのもここ。この感動が忘れられず、その後何度か訪ねているが今年は3年振りかしら?

途中、光則寺のアジサイも堪能する。時間があれば鎌倉山まで足を延ばし、檑亭の庭園も楽しみたいところだが鎌倉から「亀ガ谷切通し」を抜けて北鎌倉の東慶寺へ。妻側からの離縁が認められなかった封建時代、この寺に駆け込み3年修行をすれば離婚が認められたので駆け込み寺、あるいは縁切り寺ともいわれている。

境内はいつ訪れても実によく手入れが行き届いている。早春のロウバイ、梅、桜、ぼたん、花菖蒲、アジサイ、イワタバコ、ハンゲショウ、水仙と四季を通じて花を楽しめるうえに、どこか優しい雰囲気が漂い、鎌倉に来た時には必ず立ち寄る寺になった。墓地には和辻哲郎、小林秀雄、高見順など著名人の墓や前田青頓の筆塚もある。境内脇の喫茶吉野もお気に入りで、カフェオレとフルーツケーキで一服して、今回の小さな旅の幕を閉じた。


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