2004 年
3 月
2 日
カテゴリ:活動報告
世田谷区立新星中学校夜間学級の視察
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2月13日、世田谷区立新星中学校夜間学級の視察に行きました。現在、都内では8校に夜間学級が設置されています。その内5校に日本語学級が併設され、新星中学校にも4クラスで約30人の生徒が日本語を学んでいます。認可されているのは2学級ですが、年齢(15歳〜60歳代)、学歴、日本語力、母語など生徒の実態は多様のため4クラスに拡大し、さらに、母国でほとんど教育を受けていない非識字の生徒を別クラスとするなど実質5クラス編成になっています。中国残留孤児やその家族などをはじめ、国籍もベトナム、インド、バングラディシュなど多様化し指導も大変難しいということです。4人の専任教師が指導に当たっていますが、就職相談、病気の際の通院、住宅の手続きやの手助け、進路相談と生活全般にわたるサポートで苦労されています。一定程度日本語の学習ができた人は、通常の夜間中学に編入し勉強しています。ただし、外国で中学を卒業した人は、たとえ日本語ができなくても入学することはできません。そうした人の受け皿は、自治体やボランティアの運営する日本語教室ですが、絶対的に時間数が少ないので習得に時間もかかりますし、その数も少ないのが現状です。 全部のクラスを見せていただきましたが、熱心で、とても温かい雰囲気の授業風景でした。ひとつのクラスでは、見学者と生徒が1対1のペアになり、会話形式の質問のやりとりをしました。その担任は、見学者のある時はいつもこうしているということでしたが、生徒も見られるばかりの緊張感から開放され、いい方法だなと思いました。私の相手の人は、3年前に日本に来たという60代の男性でしたが、とても上手でした。先生からも若い人は覚えるのも早いが、年齢を重ねた人は苦労していると、聞いていましたので驚いてしまいました。 今年になって東京都は、この日本語学級の専任教師削減を打ち出し、現場からは反対の声が挙がっています。将来的には半減され、講師対応で補うといわれています。教師が、生活面のサポートまでするのではなく、NPOやボランティアなどが支援していくことも考えられますが、その受け皿が十分にできるのかが課題となります。また、この学級が、それぞれの自治体にあるのではなく(現に、世田谷に1/3近く、わが練馬区から通学しています)通学時間など、中高年には厳しさが負荷されています。地域の問題としても今後考えていかなければならない問題だと実感しました。
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