童話「雪とパイナップル」を読んで 山口文江 都議会議員
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2005 年 2 月 10 日     カテゴリ:活動報告
童話「雪とパイナップル」を読んで

童話「雪とパイナップル」(著者:鎌田 實氏 諏訪中央病院医師)を読みました。
 1986年、チェルノブイリ原発事故。その日吹いていた北風はベラルーシ共和国という小さな国を高濃度放射能汚染地帯に変えてしまいました。
甲状腺がんや白血病の子どもが増え、治療のためのSOSが日本にも入りました。国際医療ボランティアとして治療にあたった蒲田先生が出会った少年の物語。
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 1996年ベラルーシの少年アンドレイは急性リンパ性白血病に襲われ、4年後に亡くなりました。そのお母さんのことを気にかけ、蒲田先生は再びベラルーシを訪ねました。
命を救えなかった医師にお母さんは感謝の言葉とひとりの日本人看護婦さんのことを話しました。
少年が何も口にすることができない日が続き、看護婦さんは何度も「何が食べたいの?」「何なら食べられるの?」と語りかけると「パイナップル」のひとこと。看護婦さんは寒い国のしかも2月、街中を探し回りました。やがてそのことが噂となりパイナップルの缶詰が少年の元に届けられました。この行為が子どもを失った母へ、人間のやさしさを通して感謝する心をよみがえらせ、希望を与えたのでした。
 一番大切なものを失ったときでも人間は感謝できることを知りました。言葉が違っても、歴史が違っても、文化が違っても、宗教が違っても人間は理解し合えると…。
悲しみや苦しみや喜びを分かち合えることを雪の中のパイナップルから教えられました。
                        …本文より

 今、私たちが忘れてしまった大切なことを思い出させてくれる一冊です。



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