2006 年
1 月
1 日
カテゴリ:活動報告
新しい年を迎えて
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昨年末の新聞に、明治以降、増え続けてきた日本の人口が減り始め、いよいよ「人口減少社会」が到来すると報じていた。政府の推計より1年早い人口自然減だそうだ。労働力が減り、経済が縮小していくと嘆くより、拡大一辺倒で進めてきた戦後日本の価値観を見直し、新しい生活のあり方を探る好機と考えるべきではないのか。 「環境の世紀」といわれた21世紀も5年経ったが、環境破壊は止まるところを知らない。温暖化現象、異常気象は、さまざまな自然災害として人々を襲い始め、まるで地球全体が悲鳴を挙げているとしか言いようがない。 社会では、経済社会構造の変化が、生活の不安定要因となり、「景気は回復の兆し」とはうらはらに、経済格差はますます拡がっている。それを端的に表した「勝ち組・負け組み」の言葉が、いまや生活のあらゆる領域に当てはめられるようになってきた。そこそこ豊かな生活を送っているものの、将来の見通しが立たず、希望を見出すことができない。食品の偽装事件、耐震構造偽装事件など相次ぐ虚偽事件や子どもをも巻き込む凶悪事件は、まるで破壊された人間を映し出しているかのようだ。経済の成長、発展、より豊かで便利な生活を追い求めた結果、失った人間性を回復するための警鐘ではないのか。 二つの声に耳を傾け、今こそ、自然と人間の在りようを問いなおし、生き方を変えなければ未来を失うことになる。人間も自然のルールに従って生きていこう。他人の痛みを知り、それを自分のことのように感じる心、想像力を育てよう。失ったものを取り戻す努力を始めよう。
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