2008 年
7 月
18 日
カテゴリ:活動報告
百聞は一見にしかず
〜奈良〜近江八幡〜大津(7月10〜11日)その2〜
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お菓子ファクトリー がんばカンパニー 法人の理念と使命は、障がいのあるなしにかかわらずお互いに助け合って、共に生き働くことと、「買い手よし、売り手よし、地域よし」という近江商人の三方よしの精神だという。1986年、無認可の作業所「今日も一日がんばった本舗」として設立し、当初は仕入販売が中心であった。 作業所といっても、指導者と利用者の関係でわずかの工賃しか支払われない従来の作業所とは異なる方向をめざし、95年には、全員が雇用関係を結び、個人事業所として申請。96年クッキー工房を新設し事業化、99年、「今日も一日がんばった本舗」を見直し、クッキーやケーキ等製造販売する「がんばカンパニー」と社会的活動を行う「まちかどプロジェクト」に分割。2000年、滋賀県単独の障害者作業所制度「事業所型作業所」の認可を受ける。03年には、社会福祉法人「共生シンフォニー」を取得。08年「まちかどプロジェクト」は障害者自立支援法生活介護型と就労継続支援B型を、「がんばカンパニー」は就労継続支援A型、の制度を受けながら運営している。カンパニーの売上は15300万円、国と県から3000万円の補助金を受ける。知的障害者18人(うち2人は身体重複)、身体障害者4人、精神障害者2人が働いているが、「職員と障がい者」「指導者と利用者」という区別はなく、みんなが同僚社員、従業員。平均給与は10万9000円。労働時間は8時間を基本として4〜8時間の労働形態をとっている、障がいのある人も持っている力を発揮して経済活動の一端を担い、労働者として保障し最低賃金以上が支払われる。福祉に甘んじることなく、市場経済の中で商品として通用するものを作る仕事ぶりは、工房をのぞかせていただく程度であったが、クッキーの味がそのことを証明していた。 種類も豊富で、材料も吟味され、帰りにはお土産として上々の売れ行きとなった。
事業所型作業所 1980年代後半から90年代にかけては、作業所の内容、つまり質が問われ始め滋賀県では、1986年「共同作業所のあり方検討委員会」が組織され、作業所の果たすべき役割とその機能を十分に発揮させるための仕組み作りが議論された。具体的には、作業所において障害者の所得保障を図るために賃金を確保する場を機能強化型共同作業所(事業所型作業所)として位置づけ育成していくことが提案された。事業所型共同作業所は、そこで働く障害者を利用者ではなく障害者従業員としてとらえ、1/2以上の障害者従業員に最低賃金以上を支払い雇用関係を結ぶことを義務付けた。2000年制度開始となる。賃金の分配も障害のあるなしや生産性によって決めるのではなく、個々の生活上の必要に応じて賃金が決定され、障害のある人にも高い分配が可能になっていった。 大阪府箕面市の障害者事業所制度、札幌市の障害者協働事業所制度が後に続いている。
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