団塊の世代には懐かしい「夏の思い出」。この歌に惹かれて「尾瀬」を訪れた人もたくさんいらっしゃることでしょうね。
その尾瀬に5年ぶりに出かけてきました。沼山峠を少し下ると「尾瀬の鎮め」といわれる燧ケ岳を背にした静かな尾瀬沼が目の前に開けます。例年なら湿原を黄色の「ニッコウキスゲ」が彩りを添えてくれるはずなのですが、6月の霜にやられてしまい今年は数えるほどしか見ることができませんでした。でも、紫のコバギボウシ、サワギキョウ、白いカラマツソウ、シシウド、イワショウブ、黄色のオトギリソウ、キンコウカ、オタカラコウなど可憐な花々が迎えてくれました。むしろ人気の花が少ない分人出も少なく、静かな佇まいを楽しませてくれました。一夏に何日もないといわれる晴天は抜けるような青い空を、過ぎ去った台風が爽やかな風も提供してくれました。
2日目は、燧ケ岳に挑戦、5年振りの本格的登山に少々不安がありましたが、何とか2番目のピーク俎ぐらまで登頂し、至仏山や日光連山、南会津の山々など360度の大展望と眼下の尾瀬沼から尾瀬ヶ原までの景色を堪能しました。
ところで、尾瀬の自然保護に東京電力が関わっているということをご存知の人は少ないのではないでしょうか。
大正時代に当時の電力会社が、水力発電予定地として取得し、1951年、東京電力設立時に引き継がれたそうです。実に尾瀬の70%を所有し環境保護に取り組んでいます。(「水利権(水を利用する権利)は約10年前に放棄」)木道の敷設、荒廃したアヤメ平の復元作業、高機能の浄化槽による水洗トイレの設置、また、東電小屋には太陽光発電も導入しています。さらに、植林のボランティアやゴミ拾いボランティア活動の実施もしています。こうした活動のおかげで、尾瀬のゴミは激減、私も、この3日間ゴミ拾いボランティアとして過ごしましたが、3点のゴミを拾っただけでした。まあ、登山中はそんなゆとりもありませんでしたが、皆さんも、尾瀬にいらしたら是非ゴミ拾いボランティアとして行動してください。素晴らしい尾瀬の自然を後世に伝えていきましょうね。
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