人生「百花繚乱」 山口文江 都議会議員
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2004 年 10 月 5 日    
人生「百花繚乱」

「敬老の日」にちなんで総務省がまとめた推計によれば、全国の65歳以上の高齢者人口が2、484万人、総人口に占める割合が19,5%と、いずれも過去最高を更新した、との報道がされていました。ちなみに百歳以上が23、038人、長寿日本1は114歳、本来、長寿社会として喜ぶべきことなのでしょうが、日本人の将来の不安は「老後の生活」という大きな心配の種にもなっているという不思議な現象が生じています。

 介護保険制度が実施されて5年目、来年の法改正に向けて厚生労働省社会保険審議会介護保険部会からの「見直し向けた意見書」も出されて、いろいろな場面で論争が始まっています。9月11日に開催された「高齢社会をよくする女性の会」全国大会・東京と18日に開催された「NO寝たきりキャンペーン2004市民発!介護予防」に参加しましたが、いずれも焦点は「介護保険制度」見直しに向けられ、市民の側から実践を通した意見が提案されました。

 制度の利用者は4年間で2,3倍、団塊の世代が全員65歳以上になる2015年、高齢者人口は3、500万人と予測され、持続可能な制度にするためには、現行の介護給付のあり方の見直しが急務。保険料負担の増加を一定程度抑えるためには、現在の要支援・介護度1といった要支援の介護予防サービス内容を明確にし、予防重視型システムに転換して介護予防給付体系をつくる、というのが一番の争点です。

 マスコミが取り上げる介護予防というとパワーリハビリに象徴される筋力トレーニングばかり。当然、現場からは、ちょっとした家事援助サービスも介護予防には欠かせないメニュー、また、運動ばかりでなく、社会の中でその存在が認められるような場を地域で作ることも大切、と説得力のある反撃。11日のシンポジウムに出席していた厚生労働省老健局長も、さすがにリハビリだけが介護予防ではないことや、要支援のサービスを何もやらないということではないと、応えていましたが・・・・・。

 確かに、近所の高齢者の人が2年位前には自力で歩いていたのに補助具を使っているのをみると、運動も必要とは思いますが、バランスのとれた食生活や生きることの楽しみなどを見つけて社会性を失わないことも重要。人それぞれが「自分らしく」生きるために必要なしくみは、地域の人たちが、つながって知恵と力を出し合い作っていくことが、解決への一歩。行政を待つ人頼みではなく市民力で、人生の「百花繚乱」実現しましょうね。

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