2005 年
4 月
12 日
卒業式を子どもたちに返してください
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3月の卒業式、4月の入学式は、子どもたちが新たな歩みを始める区切りの行事です。別れと出会いは、淋しさや不安を覚えるなかにも、未知への希望へとつながる、晴れやかな空気を漂わせています。しかし、今、その空気が重苦しさに変わっています。 2003・10・23、東京都教育委員会が出した一通の通達により、それまで生徒が中心になって作られていた卒業式が一変してしまいました。日の丸・君が代に対する態度を職務命令として一律の形を強制し、子どもが主役の卒業式は、型どおりのただの証書授与式になりました。今年の卒業式でも、52人の教員が処分を受けました。都立戸山高校では、卒業生自らが「これ以上先生をいじめないで」と若者らしい表現で訴えました。 私のところにも、保護者や市民で作るネットワーク団体と卒業生代表が、直接教育庁教育指導部に要望を届けたいのでコーディネートを、という依頼がありました。早速連絡を取ったのですが、現在、指導部が直接要請を受けず、すべて教育情報課を窓口にしているとのことでした。4月6日、担当課長を通じて横山教育長への要望書提出する場に同席しました。20人を超える保護者や市民と3人の卒業生代表が、『先生も生徒も苦しんでいる、これ以上国旗・国家を強制しないでほしい。個々人の考えを尊重する教育を実践し、卒業式を子どもたちに返してください。』と切実な訴えがありました。 卒業生が真剣に、自分たちの考えを表明する姿に、まだまだ世の中捨てたものではないな、と希望が持てました。
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