2007 年
4 月
2 日
さくらさくら
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さくらには、冬の寒さが欠かせないといわれので、暖冬の今年、気になっていた。開花宣言の時期を早めたものの、数日肌寒い日が続いたが、一気に気温が上昇し満開を迎えた。しかし、夕刻から冷たい強風が続く日もあり今年も桜は御難つづきだ。
いつの頃からだろうか。妙に桜の花にひかれてこの時期は、自転車を走らせるのも桜に出会える道を遠回りして通るようになった。 都内の桜の名所は何処も人ごみでいっぱいなので、そこには近寄らない。たいていはわがまち練馬の桜をもっぱら追いかけている。
それでも、友人に誘われて日帰りで日本五大桜のひとつ埼玉県北本市にある「石戸蒲ザクラ」や三大桜のひとつ「三春の滝桜」をたずねたこともある。梅、桃、桜が、春になると競うように咲きほころぶことから、土地の名がついたという三春には、まちの中にも、あちこちに枝垂桜が咲いていた。
ある時は、日帰りで京都の枝垂桜を巡り歩いた。ソメイヨシノの花びらが散る山科疎水をそぞろ歩き、これはこれで趣があるものと感嘆しながら、辿りついた「毘沙門堂の枝垂桜」、かつてJR東海のコマーシャルに登場した。山科から一気に洛西に向かい、徳川五大将軍綱吉の母桂昌院お手植えの善峰寺の枝垂桜、花の寺として名高い勝持寺、大原野神社、もの侘びた山寺の金蔵寺(ここはほとんど人が訪れないが一見の価値あり)、そして嵯峨野天竜寺から竜安寺の油土塀に揺れる枝垂桜。(裏の駐車場の枝垂桜も見事)さらに、閉園間際の平安神宮にすべりこみ、ここでも枝垂桜を満喫し、最後は夜間、洛東の高台寺へと、昼食も摂らずにさくらを追いかけた。
昨年は、深夜バスに乗り込んで奈良県大宇陀町の「又兵衛桜」に会いに行った。 2000年NHK大河ドラマ「葵・徳川三代」のオープニング場面でその姿を観てから恋焦がれた樹齢300年の枝垂桜。まだ満開には早すぎたのか花の数は少ないものの、「瀧桜」の名のごとく咲き誇っていた。
最近は春が訪れるたびに、あと何回さくらが楽しめるのかとおもい、自分のいのちをいとおしむようになった。今年は選挙の年、桜鑑賞どころではないが、どこかで、まだ観ぬさくらに会えますように。それにしても、ライトアップの夜桜が定番になったが、夜は闇のなかでゆっくりさせてあげたい。
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