百聞は一見にしかず 山口文江 都議会議員
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2008 年 7 月 16 日    
百聞は一見にしかず
〜奈良〜近江八幡〜大津(7月10〜11日)その1〜
コミュニティハウス法隆寺
 血縁を超えて助け合って暮らす共生の家「コミュニティハウス法隆寺」は、奈良・斑鳩の里に建てられた。鉄骨2階建て、延べ床面積約640u。一つ屋根の下に各世帯の居住部分(各人好みの設計)とホール等共用スペースがある。土地は50年の定期借地権契約。運営は居住者の出資による株式会社だが、株は譲渡制限付き、出資金は1人750万円、また、入居者は株式会社と終身建物賃貸契約を結んでいる。夫婦世帯5戸・単身世帯3戸、地代、修繕費や共益部分の光熱費等月一人約2万円。定款以外の規則は作らず、共有部分の花壇の手入れ、掃除等は自主的に行われているとか。手入れ行き届いている。
窓越しに田園風景がひろがる機能的(勿論バリアフリー)は建物、個人の意思や価値観を尊重するコーポラティブ方式と、可能な限りの共同を追及するコレクティブ方式を融合させた住まいは、プライバシーを尊重しつつ、それぞれが持てる力を発揮して助け合って生活している。しかし、介護や医療が必要になったとき本当に終の棲家となりうるのか、退去者がでた時の空き室対策など今度、解決すべき課題も垣間見える。
新しい住まい方の一つの選択肢ではあるけれど、一定の財力がなければ成り立たたないのでは・・・・。

NPO法人子育てサポートおうみはちまんすくすく
 代表の伊藤幸枝さんは、生協活動から市議会議員を2期つとめ、1993年頃、女性議員、市民、行政職員と「女性政策を進めるネットワーク」を設立。議員辞職後、自身が政策提案してきた女性施策を実現しようと始められたのが、子育て支援。女性がもっている蓄積された能力を活かし、細切れで時間提供できる主婦層を狙い、まずは保育サポーター養成講座を始められた。2001年にはNPO法人格を取得し「近江八幡市ファミリー・サポート事業」を受託。その後、家事サポート事業、世代間交流事業、子育て相談・教育事業、障害者地域サポート推進事業、さらに、05年小規模多機能型居宅介護事業へと展開をしていかれた。「すくすく」の実績が行政の施策を動かしてきた。
この日は、週1回の世代間交流事業の日。近隣の介護保険とはまだ縁のない人、介護保険利用者、お孫さん2人を連れた女性など、三々五々集まり、生活ネットの人たちも加わっておしゃべりに花を咲かせた。小規模多機能型のデイサービスには、4人ほどの利用者さんがみえ、話を伺ってから一緒に「しりとりゲーム」(罰ゲームも)で盛り上がり楽しいひと時を味わった。
「できる人が、できることを、できる時に」をモットーに、来ていただいた人に「ほっこりしていただく」、子どもも障がい者も高齢者も「みんないっしよやーん」、「地域福祉のコンビニよ」と、おっしゃる伊藤さん、また、伊藤さんの議員時代からのお付き合いといわれる元行政職員(女性政策担当だったそうだ)の向井さんのパワーには脱帽。
市の空き家対策で手にした町家、はじめは事務所のみの約束が、事業の拡がりとともに改修工事を重ね、いまや増築までして一軒丸ごと「すくすく」の家になってしまったという。特徴ある町家(ウナギの寝床)にすがすがしい風が吹き抜けていった。





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