2008 年
9 月
1 日
この夏、水を追いかけて・・・・
〜「森ヶ崎水再生センター」へ〜
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石神井川の川歩き、多摩川の源流探訪、都心の川めぐりと、この夏は東京の水を追いかけて、最後は、家庭からの汚れた水は、どのような経路をたどり再び自然界に戻されるのか。29日、生活クラブ生協・北東京組合員の6人(いやはや、とっても元気でにぎやかな石鹸チームの「元お嬢様たち」でした)に同行させていただき、我が国最大規模の「森ヶ崎水再生センター」で下水道のしくみ等の見学。
この水再生センターでは、1日450万トンの4分の1となる120万トンの水を再生し東京湾に放流している。一部はろ過してセンター内の冷却やトイレ用水などに使用、大田清掃工場や品川清掃工場にも供給しているとのこと。
家庭や工場から出された水や雨水が、どのようにして水再生センターにたどりつくのか、アニメビデオで学習した後、水再生センターでの処理過程の説明を受けて現場に向かった。
下水は、まず「沈砂池」でごみを取り除き、土砂類を沈殿させる。ガラス窓越しに見学するのだが、入った途端に汚水特有のにおいが漂う。ここで、仕事をする人々の苦労に思いをはせる。次の「第1沈殿池」では、ゆっくりと下水を流しながら沈みやすい汚れを2〜3時間で沈殿させる。続く「反応槽」で微生物の入った泥を加え、空気を送り込み6〜8時間かき混ぜると汚れを微生物が分解し、沈みやすい塊にして「第二沈殿池」で3〜時間でさらに沈殿させる。ここまで来ると下水は匂いもない透明な水へと生まれ変わる。最後に、高度処理(膜ろ過)、塩素(次亜塩素酸ソーダ)消毒を経て東京湾に放流される。
水再生には多大な電力を必要とするため、処理過程で出る汚泥焼却で発生するバイオマスエネルギー・メタンガスの活用やNaS電池の設置、夜間電力使用などCo2排出削減に取り組んでいる。さらに、海に放流する放流きょは、高潮に備えて海面より数メートル高い位置に設置しているので、この落差を利用し水力発電も行っているそうだ。また、汚泥焼却後の灰をセメントなど建設資材にするなど、温暖化対策、環境対策の一環としてのとりくみがされている。
この他、敷地内に水鳥やトンボが姿を見せるビオトープを設けたり、コアジサシの営巣地(これは、大田区のNPOやボランティとの協働)を屋上に整備している。
下水の再生は、最後の塩酸以外、全く薬品を使わずに「自然の再生力」を活かしていることを知り、あらためて生態系の威力を感じた。また、より安全な水に再生する高度処理など技術革新には驚かされるが、やはり、大切なことは、私たちが汚れた水を下水に流さない努力をすることだ、というのが見学者一同の声。 ・台所から油や野菜くずを流さないで! ・お皿などの油汚れは拭き取って洗おう。 ・「合成洗剤をやめ、せっけんを使おう」 せっけんチームの皆さんからのメッセージです。
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