静かな秋の訪れのまえに・・・・ 山口文江 都議会議員
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2008 年 9 月 9 日    
静かな秋の訪れのまえに・・・・

このところ傘が手放せなくなった。にわかに暗雲が押し寄せ、ぽつりぽつりと降り始める雨は瞬く間に豪雨となり、稲妻が走り雷鳴が轟く。
夕立の風情とはおよそ程遠い気象の変化に、気候変動の異常さを思い知らされる。あちこちで土砂崩れや浸水被害にあわれている人々の一日も早い復興を願う。

永田町では、2度にわたる無責任な政権放棄の総理大臣に大混乱。自民党総裁選には、初めての女性候補者のほか数名が名乗りを上げて混戦模様。24日召集予定の臨時国会、冒頭解散そして総選挙になだれ込むとか。国民の、国民の、という言葉は聞こえるが、本当に国民のことを考えているとは思えない政治家ばかり。自分たちの派閥、自分の議席確保に血道をあげるお祭り騒ぎはもううんざり。

輸入米のうち絶対に食料に使うことができない「事故米」を食用に転用していた米販売業者が発覚した。正規米に2割ほどの事故米を混合させて正規米として出荷したという。販売先には酒造会社や菓子メーカーなどが含まれ、それと知らずに使ってしまった業者は大打撃だ。中には有名な焼酎にも混入されてしまったと報道されていた。事故米が混入した製品は回収するというが、製造業者にとっては風評被害の影響も心配の種であろう。熱燗の似合う季節を前に酒愛好家もお気の毒。
後を絶たない食品に関する偽装事件、失われた日本の企業倫理は、どうすれば回復できるのだろうか。

角界も大麻問題で力士の解雇、日本相撲協会の理事長辞任で大揺れ。この1年、不祥事が相次ぎ、信頼をどのように回復していくのか、相撲ファンならずとも、伝統の国技の行方を憂れいてしまう。

我が家にも一大事件が持ち上がった。11歳(人間なら60歳)のシーズー犬が失明してしまった。3年前に、右目を摘出し、残された左目を大切に、大切にしてきたのだが、今年の春頃から、眼圧が上がったり下がったりで目薬が欠かせなくなっていた。先週末、散歩に出た夫が犬の様子がおかしいと言い始めた。翌朝、私が起きても追いまわすことなくじっとしている。「ご飯よ」と声をかけても飛んでこない。目の前に餌を差し出されてなんとか食べ終えた。早速、診察を受けると視力がほとんどないとの宣告。原因は不明。元来シーズー犬(特にオス)は目が弱いといわれてきたが、光を失って生きていくのが現実となると悲しい。とても不安なのだろう、歩くのにオドオドして、何かにぶつかりそうになるとびっくりして後ずさりする。それでも、嘆くことも、恨むこともしない小犬に、何かを失っても他の何かで補ってくれる神様からの贈り物が届くように祈るばかりだ。

朝夕の虫の音が秋の訪れを知らせている。静かな秋を迎えたいものだ。



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