2008 年
10 月
6 日
日韓市民社会フォーラムin武蔵野
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第6回日韓市民社会フォーラムは、分科会テーマの地域ごとの取り組みの共有化を図り、新たな市民社会の担い手づくりを考えるとして、4つの現場を訪れ、議論につなげていくというフォーラム。日程の都合上、4日、第4分科会「市民参加と市民自治」に参加。市民参加と協働のまちづくりが進んでいる武蔵野市の実践を訪ねた。
まずは、武蔵野中央公園に降り立つ。中島飛行機武蔵野製作所跡地の一部10万uに、民間企業の高層マンション計画が持ち上がったとき、住民の強い反対運動により公園へと計画変更されたという。しかも、公園策定にも住民意見が反映され、余計な工作物をつくらず、中央は青々とした原っぱが広がり、周囲を遊歩道として散策やランニング、子ども連れの人々などに親しまれている原っぱ公園。元飛行機工場とあって、紙飛行機を楽しむ人々も集まるとか。都立公園としては珍しくバーベキューも楽しめるという。今年は、20周年記念行事として市民コンサートが開催されるそうだ。
次は、公園近くにある「0123はらっぱ」に向かった。ここは、0〜3歳の子どもとその家族の子育てを応援することを目的に建てられた全国初の子育て広場。広い館内1階が子どもたちの遊び場。絵本、工作、情報など目的別にコーナーが作られている。2階は、食事室や親子交流、自主的な活動に貸し出しのできる部屋が用意されている。夏は庭でプール遊びも楽しめる。金土を休館として、日曜日はお父さんの参加も多いうという、父親の子育て参加促進にも一役かっている。市の外郭団体が委託を受け、スタップは5人ほどだが、アルバイト40人、ボランティア30人が登録し、運営を支えている。
武蔵野市には、「コミュニティ構想」に基づき、自主参加・自主企画・自主運営による20館のコミュニティセンターがあり、活動を続けている。9:30〜21:30会館のため、3交代の受付けは有償ボランティア、その他はボランティ活動となる。私たちが訪ねた「けやきコミュニティセンター」は、7年間住民が検討を重ね建設された。緑の木々に映えるレンガ造り、木のぬくもりを生かした設計と、おしゃれであたたかな雰囲気。中庭を配し、大きめの窓ガラスは外の景色を絵と見立てた額のように配置されている。 子どもルーム、学習室、ギャラリー、ミニコンサートルーム、家庭的なキッチンルーム、工作室、和室、そして、散歩帰りにも立ち寄りお茶が飲めるコミュニティルームなど、世代や性別を超えて地域の人々をつなぐ場になっている。すでに12の自主グループもでき、多様な活動を展開している。 利用は無料、住民以外でも利用できるとか。練馬区にも近い場所なので時間のあるときには本でも抱えて訪れたい、「私の隠れ家」になりそう。
最後は、武蔵野クリーンセンター。武蔵野市内の一般廃棄物を中間処理するため、焼却施設と粗大不燃ごみ処理施設が併設されている。周囲に7000本の植樹など環境づくりや地域周辺と合わせた外観、さらに、将来の建て替えを考えた設計など、配慮の行き届いた施設となっている。 驚いたのは建設に至るまでのプロセス。人口増により三鷹市の共同処理工場がパンクし、自区内処理を迫られた昭和45年、市が示した建設予定地には周辺住民が猛反対。(こうした施設には総論賛成各論反対がつきもの)そこで、市は用地を市民参加で決定することとし、「建設特別委員会」を設置。時には12時間以上に及ぶ話し合いなどを経て、現地での建設に至ったという。建設後も「クリーンセンター運営協議会」を設け、運営管理など情報公開に努めているとのこと。老朽化による立て直しに向けクリーンセンター建て替えのため委員会も設置し準備が進められている。市民参加・市民自治の全国の先駆けとなった実証事例だが、プロセスを大切に、エネルギーを惜しまず継続するパワーがまちを変えていくのだ。
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